私は英語論文をこう使ってる!毎回IBA学生が順番に英語論文の自分なりの使い方を紹介!
- 2020.5.26IBA14期 新家多恵子さん の場合論文を読むのは、その分野の理論や研究成果に関する理解を深めたり、新しい知見を身につけるためです。それは日本語・英語どちらで書かれたものでも同じだと思います。 しかしながら、英語を外国語として学んできた私は、英語論文を日本語のものと同じように読むことは難しく、その意味では英語論文をどの位スムーズに読めるかは毎回挑戦です。 英単語帳や例文集は、効率よく学習できるように、“not A but B”のようなシンプルな例文を挙げていることが多い一方で、実際の英語論文では、先ほどの“A”や“B”に当たる部分が長い節になっていることも少なくなく、読み解くのに時間がかります。 そのため、英語論文の読解には、日頃の学習という「練習」が英語論文という「本番」でどの程度通用するのか、という力試しの要素があり、この点は日本語の論文を読むときとは異なる感覚です。 日本語でも英語でも論文は丁寧な言葉遣いで書かれているため、表現や説明の仕方などもとても勉強になります。 その意味では、論文は書かれた内容だけに留まらず、表現や言葉遣いなども含めた様々な面においても良い教材ですので、これからも多くの論文に触れ、色々なことを学んでいきたいです。続きを読む
- 2020.5.26IBA14期 植村礼大さん の場合弁護士をしながら正直殆ど英語に触れてこなかった私ですが、ibaに入るとそうは行きませんでした。 英語の授業が必須でしたし、論文を書こうと思うと海外の文献に当たらざるを得ない。最終的に書かないにしても海外のことも知った上で削るのと、見たこともありませんではどちらが良いかは明らかですし、何より、海外のことは興味もありませんでは学ぶ姿勢としてあんまりですよね。 私の場合、大学の経営に関することを論文にしようと思っていましたので、アメリカの大学理事会団体であるagbのサイトを片っ端から読んでいました。今は会員限定になってしまいましたが、iba在籍当時は過去のagbの雑誌等の結構な範囲が無料でwebで読めたのです。アメリカでは2012年の頃に既に学生がデジタルネィティブ世代で、anytime anywhereの学びの必要が唱えられているんだとか、25歳以上の学生が75%だとか、日本で実務にタッチしているだけでは聞こえてこない情報はとても面白かったです。 と、ここまでが前振りですが、こんなこと書いておきながら私はGoogleChromeで日本語訳されたwebsiteを読んでいました。さすがにGoogleの訳をそのまま論文には載せられないので、興味深いところだけ自分で訳そうとしましたし、その他若干の英語論文にもあたりましたが、最終的には結局キーワードや短文を英語のまま使いました。これじゃやっぱり良くないですよね。文書って全体で文書なわけで、書き手にも失礼ですよね。 ですので、駄目な例としてこうやって書かせていただくわけですが、駄目側だからこそ英語論文をきちんと読まれる方々を、そうなろうとされる方々を尊敬していますし、間違いなくより豊かな人生を過ごされることだろうと思っています。難しいから価値があるんですよ、やっぱり。続きを読む